信長さまは早くお家に帰りたい
この戸襖の向こうに、信長さまの水槽がございまして。
放牧中、帰りたくなるとこの辺りをうろうろするような気がいたします。
立ち上がって戸襖をがりがりと掻いたりもします。
そんな時に手をさし向けて「お家にかえりますか?」と声をかけると、自ら手のひらに乗ってくるので、そうなんだろうなと思っていたりするわけなんですが。
本日は非常に珍しく、11時半ごろに定位置である座椅子の裏から出てきまして。
いつもなら、13時ごろに発掘しなければ、14時が15時でも座椅子の裏でまどろんでおられますのです。が。
本日は、うっかり閉め忘れていた台所のドアから廊下に出て、玄関に向かってゴットンゴットンと歩いているところを、御用となった信長さまでございます。
そのあと居間に戻されたわけですが、通常ならこの時間ですと、座椅子の裏に戻るはずが、どうあっても帰る!とばかりに戸襖をごそごそするので、早々に水槽に戻しましたところ。
たいへんご立派な排泄物などを製造されまして。
ほぼ全換水のきれいな水槽は、一瞬で汚染されたわけなのですが。
はい。
早く戻して差し上げてよかったなあと思ってしまったお世話係なのでした。
哀愁が漂っていたのではなく、切迫していたのですね。
な、後ろ姿。
おカメさまのお尻は、なぜこのように魅惑的なのか。⇐変態的発言
そしてこれが本日の水槽掃除時に発見された、信長さまの脱皮痕。
かなり大きな白い皮がフヨフヨしておりました。